
四国八十八ヶ所巡礼
Shikoku 88 Temple Pilgrimage
距離
1200km
所要日数
45 日
難易度
hard
認定証
Nōkyō-chō (納経帳)
起点 → 終点
Ryōzen-ji → Ōkubo-ji
Best Months
March–May, September–November
Lodging
medium
Four Prefectures, Four Dōjō
The 88-temple circuit is divided into four sections — one per prefecture — each with a distinct character and spiritual theme.
阿波 (阿波)
Temples 1–23Tokushima · Difficulty ★★★★☆
“山が道を飲み込み、沈黙が師となる”
- ·1番霊山寺の暁の鐘声が鳴門海峡の潮風とともに届く
- ·11〜12番の間は古い杉の大木が遍路道を覆う
- ·太龍寺21番へはロープウェイまたは夜間の提灯参拝
土佐 (土佐)
Temples 24–39Kochi · Difficulty ★★★☆☆
“左手に太平洋、空には天井がない”
- ·24番最御崎寺は太平洋が地平線まで広がる断崖に立つ
- ·桂浜の黒砂浜——波が打ち寄せ、札所の間の静寂が包む
- ·31番近くの龍河洞:10万年以上かけて形成された鍾乳洞
伊予 (伊予)
Temples 40–65Ehime · Difficulty ★★☆☆☆
“みかん畑と温泉——体が癒される間、心は旅をする”
- ·道後温泉:3000年の歴史を持ち、神々が入浴したとも伝わる
- ·石鎚山(1,982m)——四国最高峰、遍路道から望める
- ·45番岩屋寺:800年以上の杉並木が石畳の参道に続く
讃岐 (讃岐)
Temples 66–88Kagawa · Difficulty ★★☆☆☆
“円の終わりは始まりでもある——弘法大師はここで生まれた”
- ·善通寺(75番):漆黒の廊下で金の綱をたどり大師の御手に触れる
- ·直島——伝統的な漁村に溶け込む現代アートのパビリオン
- ·大窪寺(88番)での最後の鐘:円が閉じる瞬間、涙する巡礼者は多い
ルートについて
四国遍路は、弘法大師(空海、774〜835年)の生まれた島・四国を一周する88ヶ所、約1,200キロメートルの巡礼路です。空海はかつて唐から密教の炎を持ち帰り、真言宗を開いて日本の精神風土を根底から変えた人物です。巡礼者(お遍路さん)は死と再生を象徴する白衣をまとい、弘法大師そのものを表す金剛杖を携えます。「同行二人」という言葉が示すように、この杖は大師が常に共に歩んでいることの証です。四国の四県はそれぞれ「発心・修行・菩提・涅槃」という魂の段階を象徴し、太平洋を望む断崖、杉木立に包まれた峠、千年の香煙が漂う川辺の古刹へと続きます。60日をかけて白衣で歩く者も、バスで2週間で回る者も、最終的には同じ真実に辿り着きます。四国を歩くとは、永遠の足跡を辿ることなのです。
主要ウェイポイント
霊山寺
起点から0km · 標高20m発心の道場・阿波第一番札所。空海(幼名・佐伯真魚)が唐へ渡る前に修行を積んだとされる縁の深い霊地で、四国遍路の旅立ちを「発心」と呼ぶのはここに由来する。弘法大師が帰国後に天竺の霊鷲山に模して創建したと伝わり、インドの香りが残る仁王門が遍路者を迎える。白衣(白装束)・金剛杖・菅笠を揃え、納経帳を求めるのがここでの慣わし。「同行二人」の精神はこの一番から始まり、大師と共に歩む旅が幕を開ける。御朱印は本堂・大師堂の2箇所で授かる。
焼山寺
起点から73km · 標高724m「焼山」の名は、空海が巨大な火焔を吐く大蛇(蛇岩)を法力で封じ込め、その際に山が燃えたという伝説に由来する。海拔938mの深山に聳える四国最大の難関寺院で、遍路ころがしの頂点に位置する。山中には空海が大蛇を封印したとされる「蛇岩(じゃいわ)」が今も残り、触れることを禁じている。杉木立の中を縫うように続く山道は霧に包まれることが多く、古来修験道の道場としても知られる。四季折々の自然美も素晴らしく、秋の紅葉は絶景。御朱印は山上の納経所で授かる。
薬王寺
起点から164km · 標高60m阿波最後の札所にして、全国有数の厄除け霊場。厄年(男性25・42歳、女性19・33歳)の参拝者が石段の各段に一円玉を置いて登る「厄落とし」は、江戸時代から続く独特の風習。瑜祇塔(ゆぎとう)の五重塔は境内のシンボルで、夕暮れに海を背景にした姿が美しい。弘法大師がここで厄除けの修法を行ったと伝わり、「厄除大師」として今も厚い信仰を集める。還暦(60歳)を迎えた人々も必ず訪れる聖地として知られ、一年中参拝者が絶えない。御朱印は納経所で授かる。
種間寺
起点から225km · 標高15m「種間寺」という名が示すように、農民や漁師が豊作と豊漁を願い長年にわたって通い続けた祈りの場だ。境内には目の病に霊験あらたかとされる清水の湧く小井戸があり、安産を願う参拝者も多く訪れる。
岩屋寺
起点から638km · 標高599m岩屋寺は鎖場と垂直の岩壁で知られる四国随一の山岳霊場。本堂と大師堂が断崖の岩窟に埋め込まれ、参拝には鎖を伝っての岩登りが必要な箇所もある。空海が修行した「逼割禅定(せりわりぜんじょう)」の岩穴が今も残り、人智を超えた岩山の圧倒的な存在感が参拝者に無言の試練を与える。
泰山寺
起点から512km · 標高30m弘法大師が河川氾濫の神を鎮め、村を守るために堤防を築いたという伝承が残る霊場である。治水と水難除けの祈りを受け継ぐ寺として、今も地域の人々に深く信仰されている。水の脅威と恵みの両面を見つめてきた境内は、静かな祈りの場としての威厳を保っている。
大興寺
起点から575km · 標高80m香川・三豊の穀倉地帯に静かに佇む大興寺。弘仁6年(815年)に空海が刻んだ弘法大師像と薬師如来を祀り、古くは真言・天台両宗の道場として栄えた。境内のかやの木と楠の古木は樹齢千年を超えるとされ、修行者たちが積み重ねた時間をそのまま体に宿している。
郷照寺
起点から618km · 標高15m郷照寺は念仏霊場としての性格を持つ特異な寺で、真言宗でありながら時宗の遊行上人が開いた歴史を持つ。「厄除けうたづ大師」として知られ、特に厄年を迎えた人々の参拝が多い。境内の高台から望む讃岐の海と平野の眺望は、四国全体を歩いてきた遍路者にとって完成に近づいていることを告げる最初の風景のひとつ。
88 主要ウェイポイント · Sacred Trails app contains full detail for every waypoint.
見どころ
霊山寺(第1番)
· temple四国遍路の出発点。白衣・金剛杖・菅笠などの巡礼用品をここで購入できる。参拝時間6:00-17:00。
鳴門海峡渦潮
· viewpoint世界最大級の渦潮が発生する鳴門海峡。1番霊山寺から近く、巡礼前後の観光に最適。渦の道(橋上の歩道)から観覧可能。
室戸岬(修行の地)
· monument弘法大師空海が若き日に修行し悟りを開いたとされる御厨人窟がある。室戸岬は四国最南東端の岬で絶景スポット。
室戸岬灯台
· landmark1899年建造の白亜の灯台。室戸岬の最先端に位置し、太平洋を一望する絶景スポット。24番最御崎寺(東寺)への遍路道から徒歩すぐ。
桂浜
· viewpoint高知を代表する月見の名所。坂本龍馬の銅像が太平洋を見つめる。30番善楽寺周辺の観光スポット。松林と弧を描く砂浜が美しい。
高知城
· monument現存12天守のひとつ。高知市内観光の中心で30番善楽寺からも近い。江戸時代の姿をそのまま残す名城。
宿泊施設
宿坊 霊山寺(第1番)
Naruto
¥7,700
30 ベッド
善根宿 遍路の宿 なると
Naruto
¥0
6 ベッド
民宿 徳増(焼山寺登山口)
Kamiyama
¥6,600
15 ベッド
宿坊 大日寺(第13番)
Tokushima
¥8,800
20 ベッド
民宿 室戸荘(室戸岬)
Muroto
¥7,500
18 ベッド
善根宿 土佐のへんろ小屋
Kochi
¥0
8 ベッド
遍路宿 岩本寺前(第37番)民宿 まえだ
Shimanto
¥6,500
12 ベッド
民宿 足摺黒潮(足摺岬)
Tosashimizu
¥8,000
20 ベッド
Showing 8 of 15 · Prices and availability may change — verify directly with each albergue before your trip.
⚠️ Before You Go
Best avoid
June–July (tsuyu rainy season) and August (extreme heat in Kochi prefecture)
Weather risk
Tsuyu rain June–July; summer heat in Kochi (high 30s°C); typhoons August–September
Mobile signal
Remote mountain sections between Temples 12–23 (Tosa) have minimal signal
Cash
Many temples and rural lodgings only accept cash — carry ¥20,000+ at all times
Note
The full 1,200 km circuit takes 30–60 days on foot; Temple 66 (Unpen-ji) and the Tosa coastal stages are the most demanding
Recommended to carry
四国八十八ヶ所巡礼をオフラインで歩く
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